施工管理は未経験でも年収400万?1年目のリアルな給与明細を公開
建設採用センター 編集部
建設業界の採用支援に特化したプロフェッショナルチーム。施工管理技士・キャリアコンサルタント在籍。
結論から。未経験1年目は「手取り22万」のリアル
「施工管理 未経験 年収」で検索すると、「1年目から年収400万オーバー!」なんて景気のいい数字が出てきますよね。
あれ、半分ホントで半分は残業代マシマシです。
実際のところ、未経験1年目の年収は350〜420万円。会社の大きさと、ぶっちゃけ「どれくらい残業するか」で決まります。400万円はちょうど真ん中くらい。
「なんだ、普通じゃん」って思いました?でも、その中身(給与明細)を見ると、施工管理という仕事の特異なカラクリが見えてきます。
給与明細の残酷な現実:1年目は資格手当0円
よくある求人の「月給25万〜」って言葉に騙されないでください。実際に振り込まれる額(手取り)は全然違います。
未経験1年目の月収内訳(中堅ゼネコンのリアル)
年収にすると、月収×12ヶ月+ボーナス2〜4ヶ月分で350〜420万円。 業界全体が人手不足で潤っているため、未経験でもこの水準が出るのは事実です。
手取りの現実に絶望しないために
年収400万!と喜んでも、手取りは月23万円くらい。家賃7万引かれたら、自由に使えるのは月10万円ちょっとです。 「ガッツリ稼いでる!」と実感できるのは、資格手当がつき始める2〜3年目からなんです。
他の仕事と比べると?
「350万って微妙じゃない?」って思うかもしれません。
でも他の未経験OKの仕事と並べると、話が変わります。
未経験入社1年目の年収比較
厚労省jobtag・各種求人サイト中央値より推定
1年目はそこまで差がない。でも5年後に大差がつく。
5年目の年収比較
厚労省jobtag・賃金構造基本統計調査ベース
飲食は5年で+40万円。施工管理は5年で**+120万円**。
この差の理由は単純で、施工管理には「資格」というレバレッジがあるから。
年収500万円までのロードマップ
施工管理の年収は、時間だけでは上がりません。資格を取ると階段状にドンと上がる構造です。
ポイント
2級施工管理技士の一次検定は実務経験なしで受験OK(2021年の制度改正で変わった)。入社前から勉強を始められます。
年収を左右する3つの要素
同じ「未経験入社」でも、3年後に100万円以上の差がつくことがあります。
① 会社の大きさ
企業規模別の年収目安
スーパーゼネコンと地場で年40〜90万円の差。ただし大手は未経験だと入りにくい。中堅→準大手→大手とステップアップするのが現実的。
② 残業代の出方
月30時間の残業で5〜6万円、月45時間で8〜10万円。年間60〜120万円の差になります。
「みなし残業」の会社は要注意。 「月給28万(みなし残業40時間含む)」と書いてある場合、40時間までは追加の手当が出ません。面接で「固定残業を超えた分の支給実績」を必ず聞いてください。
③ エリア
東京と地方で50〜80万円の差。ただし東京は家賃が高いので、手元に残るお金は意外と変わらないことも。
最近は「地方に住みながら東京の会社に所属して、出張ベースで働く」スタイルもあります。家族がいる人にはこれが一番バランスがいい。
まとめ
施工管理の未経験1年目、年収400万円は**「達成可能。ただし保証じゃない」**。
350〜420万のレンジで、会社選びと残業量で変わります。
でも本当に大事なのは1年目の数字じゃなくて、5年後のカーブ。2級→1級と資格を取れば、500万→600万→それ以上と確実にステップアップできる。
この「再現性のあるキャリアパス」が施工管理の最大の魅力です。
最初の会社選びで全てが決まるわけじゃないけど、企業規模・残業代の出方・資格支援制度の3つは最低限チェックしてください。